サバイディーのセラピスト応募者の方々から
サバイディーはこれだけの勉強会や研修をやっているのに、タイマッサージのスクールはやらないのですか?という質問をよくされます。
これについての回答ですが、
まず、スクールってどうしても金儲け感が出ちゃって嫌なんです。
スクールは1時間あたり大体3000~5000円が相場ですが、生徒さんのレベルもまちまちなのに、決まったカリキュラムを決まった時間で指導するわけですね。例えば基礎コース30時間とか。それだとお客様が求めるレベルにほとんど達しないのですよ。今まで18年間で延べ3000人は面接しましたがスクール卒の方で即デビューできたのは0人です。
何のためのスクールなのか、とがっかりすることが多かったです。スクールに通った生徒さんを見るとこんなんで高額を支払ったんだ、とかわいそうになるレベルの方が沢山いらっしゃいます。
生徒さんからするとスクールは卒業したけれど、こんなレベルでお客様に施術していいのかなあ、って不安なんですよね。
←これは恐らくスクール卒業した方は全員感じてます。
スクール経営側から見ると、指導する一定の時間に対して料金をいただく(特に講師の人件費、場所代)ことで利益を出すので、極端な話、生徒さんの出来の良し悪しなんて関係ないんです。その生徒さんがどこかの店でデビューしてクレームもらったり、ケガさせたりなんかしても知ったこっちゃない、てことですから。
今の時代ホームページを上手く作り込んでいれば新しい生徒さんは集まります。ホームページが上手いと良いスクールだろうな、と騙されちゃいます。実際にそういう方と何人も面接しました。悲しいことに酷いスクールは沢山あります。
はっきりいって酷いレベルのスクールはこの業界を盛り上げようとしている私達からしたら迷惑ですし、この業界でやっていくことを志した方をがっかりさせることはしたくないです。
業界経験が長いのでもっと言っちゃうと、中には現場経験が少ない人が講師をやっていることがよくあります。タイマッサージのティーチャー資格はお金払えば誰でもなれちゃいますから。(現場経験が全く無くても!です。)タイマッサージスクール経営の利益を出す為のビジネスモデルですから仕方ありませんが。
そんな現場経験の浅いティーチャーよりも現場で沢山のお客様を一生懸命毎日試行錯誤しながら修練を積んできた実績のあるセラピストに教えてもらった方がよっぽど勉強になるし、身につきます。
また、現場経験豊富なセラピストは、教える側に回るともっと理解も深まります。何事もそうですが、人に教えることでさらに自分もレベルアップします。